観察したものをマンガにしていく観察眼シリーズ、第5話。
■あとがき
猫の絵じゃなく「猫」っていう文字が書いてあるシャツは初めて見ました。
最初はギョッとしましたが、だんだんと、これはアリかもな、と。(その間、0.005秒)
考えてみれば、人類の最も偉大な発明は文字です。つまり記号ですね。ごくごく抽象的な「概念」を、一つの記号に置き換える。それによって、個人あるいは集団で漠然と認識していたものを、第三者からも認識可能にしたわけです。とてつもない発明です。
つまり、「猫」という文字は、「猫」という文字の造形によって、「一般的な姿かたちをした猫」を指示しているわけです。そのとき、「猫」という概念が広いため、想像する猫の姿は人それぞれ。日本猫や、ペルシャ猫、よぼよぼの猫や、生まれたての猫。それらをひっくるめて「猫」と表現できるわけです。
つまりこれのシャツは、答えではなく問いを投げかけているのです。
あなたは「猫」という文字を見て、どんな姿の猫が見えますか?、、、と。
本日も読んでいただきありがとうございます^^
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